コーラン焼却を計画した牧師に警備費を請求へ 2010.09.18 Sat posted at: 09:12 JST フロリダ州のゲインズビル市は、同時多発テロ事件の記念日にイスラム教の聖典コーランの 焼却集会を計画したテリー・ジョーンズ牧師に対し、警備に掛かった費用18万ドル以上を請求 する予定だ。17日にゲインズビル警察の広報担当が明らかにした。 ゲインズビル警察は、集会の開催予定地とされたジョーンズ牧師が運営するキリスト教会 「ダブ・ワールド・アウトリーチ・センター」周辺のコミュニティの安全確保のため、警備計画の 策定に1カ月以上を費やしたという。またジョーンズ氏自身も、焼却集会に関し、殺害の脅迫 を何度も受けたと警察に述べていた。 警察は、焼却集会の開催予定日までの数日間、ジョーンズ氏の教会周辺にあるショッピング モールやフロリダ大学のサッカー競技場など、複数個所を警備した。集会が予定されていた 週末に掛かった警備費は、ゲインズビル警察が10万ドル以上、アラチュア郡保安官事務所が 約8万ドルだという。 この件についてジョーンズ牧師は17日、「警備費を請求されることについては知らない」とし、 さらに「事前に分かっていたら、警備を断っていた」と語った。 一部では、警察の過剰警備を指摘する声もあるが、警察側は「過剰警備と批判するのは簡単 だが、仮に悲惨な事件や事故が起きていたら、警察の対策が不十分だったと非難されていただ ろう」と反論している。
PR